板橋民商だより　2020年3月23日　第60期第15号

消費税アンケート・新型コロナウィルス緊急調査の取り組み

６割が売り上げ減少！８割以上が負担増えたと回答！

春の運動期間の２月から３月にかけ、消費税10％増税後のアンケート調査と新型コロナウィルス緊急調査を商店街および民商会員・土建組合員を対象に実施しました。

業種は、建設、小売り、飲食を中心に、 14業種 82名から回答をいただきました。

年齢は 70 代 33 ％、 50 代 24％、 60 代 20％、80代 11％、 40代９％、他３％の順で、性別は男性 55％ 44名、女性 40％ 33名、無回答５％３名でした。

アンケートの結果、６割が売り上げが減少し、８割以上が負担が増えたと回答、消費税増税後の経営難が裏付けられています。

また、複数税率52％、インボイス39％と反対の回答が多く寄せられましたが、「わからない」との回答が複数税率32％、インボイス56％となっており複雑な制度が多くの業者にいまだに理解されていない実情も浮かび上がっています。

ポイント還元についての回答では、利用していないと回答した方が65％にものぼり、小規模業者にとって何らの景気対策にもなっていない事が明瞭となりました。

増税後の暮らしの工夫では何らかの工夫をされている方が68名 92％で、増税後、できるだけ家計消費を抑え、何とか生活を維持している状況が推察される結果となっています。

財界のさらなる消費税増税の要求については、消費税廃止39％、５％に戻せ 44％など消費税減税を求める声が全体の 88％を占める結果となっています。

新型コロナウイルスでの景気悪化はこれまで経験したことのない状況をイベント関連業者、花屋、ヘアメイク、劇団をはじめ、葬祭業、建設、製造など幅広く影響が出てきており、安倍政権の愚策消費税 10％増税を早急に５％に戻す運動が強く求められています。

消費税増税・新型コロナウイルスの影響など、民商に声をお寄せください。

5％に戻さないと景気が良くならない	小売	60代	男性
1割大きい、年金生活の人大変、自宅（持家）で家賃がないのでやっていられる。今後の税負担が心配、固定客が8割に	小売・飲食	不明	女性
10％の消費税重いです。小さな小売店にとって顧客消費税の支払いをいまだ納得していないようです。	小売	60代	女性
思ったより大変に‼	小売	60代	男性
不公平税制になること必至（金持ち影響・小、貧乏人影響・大）中長期的に段階を経て廃止を求めたい。	医療	40代	女性
個人業者高額な国保料、医療費や低額な年金での生活、低所得者スーパーで半額商品を買う。国民の生活実態を知っていれば消費税増税など思いつくずがない。怒りしかない	エステ	50代	女性
消費税増税しても将来の不安が消えない。政治が何をやっているのか見えない。	建設	60代	女性
高すぎる。	印刷	70代	男性
生活がままならぬ苦しい思いをしています。	飲食	70代	女性

イベント取引が多いので、イベントがほぼ全滅なので未収入な感じ。	ヘアメイク	40代	女性
マスクや消毒用アルコール不足	建設	60代	女性
かなり客数が減ってる	美容	60代	女性
売り上げが減少している	小売	70代	男性
荷物が減った。お客様との対応に変化がある。「玄関前に置いといて」と言われることが増えた。	運送	40代	女性
客が減り、売り上げが下がっている。従業員への健康管理も考えなければならず、営業方法にも影響が。	飲食	50代	女性
廃業する外注のドライバーが多く出始め、経営に直に響いている。	運送	20代	男性
葬儀の縮小が余儀なくされている。そのため売り上げに落ち込みが出ている。	葬祭	40代	男性
キャンセルが続出している。日銭商売なので、生活に直に響いている。	エステ	50代	女性
洗面所やお風呂の資材など材料が入らず建材屋が商売にならないと嘆いている。今後が不透明なため、不安は大きい。	建設	70代	男性
キャンセルが相次ぐ	飲食	40代	男性
マスクが手に入らない	鮮魚	60代	男性
キャンセル続き厳しい	生花	70代	女性
キャンセルの額が半端ない状況、従業員の給与、経営に多大な影響が。このままでは存続が危ぶまれる。	旅行代理	60代	男性